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第41話 恋バナ

Auteur: 文月 澪
last update Date de publication: 2025-11-18 16:00:12

 由香里ちゃんと笑い合っていると、遠くから先輩の声が聞こえた。

 思わず両手で口を覆い、ふたりで息を殺す。

「凜ちゃん! どこ!?」

 その声はバタバタとした足音と共に近付き、そして遠ざかっていった。

 ほっと息を吐くと、由香里ちゃんが肩を竦める。

「ほんと、独占欲の塊だね……あの人」

 その言葉に苦笑いしながら頷いた。

「昔はあんなじゃなかったんだけどな……いや……そういえば……」

 不意に、記憶が蘇る。

 いつだったか、遠足の時に花畑を見つけたと言って、手を引かれていったことがあった。林の中にある開けた場所で、ふたりだけで花冠を作ってたんだ。

 そしたら先生達が大騒ぎで探しにきて、ふたりで怒られたんだっけ。

「あの時も、今思えば独占欲だったのかもしれない……他の子達も行きたいって言ったのに、頑なにうんって言わなくて。結局ふたりだけで遊んでた」

 懐かしくもあるけど、今同じ状況に置かれると少し怖い。それが嫌ではな

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